現場に足を運ぶこともケアマネージャーの務め!

ケアプランを作成するのに特化している職種をケアマネージャーと言います。資格を取得して、専門的に業務に従事できるようになると、基本的には利用者の身体状況やニーズに応じてケアプランを作成することが主な仕事になります。そのため、ケアマネージャーになったら、現場からは完全に離れて仕事ができると考えられがちです。この点に着目して、身体介護や生活介助の仕事に苦労してきた人がキャリアアップをしてケアマネージャーになるというケースはしばしばあります。

しかし、現実的には身体介護などの仕事に直接従事することはなくなっても、現場には定期的に顔を出すことは必要です。なぜなら、ケアマネージャーはただケアプランを作成するだけでなく、その遂行状況を確認して適切なマネジメントを行うのが重要な業務だからです。また、現場で様子を確認するだけでなく、利用者や家族が望んでいた介護が行えているかを適宜確認しなければなりません。そのため、定期的に施設に通って利用者の様子をチェックして、適切なケアプランを練ることは欠かせないのです。

このような理由から、ケアマネージャーとして十分な成果を上げるためには、現場から完全に離れることはできないのです。マネジメントは全体を把握できてようやく達成できることなので、ケアマネージャーを目指したい人は、十分に仕事内容を理解しておくようにしましょう。介護士からケアマネージャーになると、仕事の内容は大きく変わりますが、利用者やその家族を第一に考えてサービスを提供するためには、現場に足を運ぶことには大きな意味があるのです。