ケマネージャーは、介護や支援が必要な人とその家族のために、ケアプランを作成したり、介護施設の手配をしたりしています。そんなケアマネージャーになるためには、資格試験を受けて合格する必要がありますが、受験の際にはある一定の条件があります。その条件とは、介護福祉士や看護師、医師などの資格を持ち、現場で経験を積んでおく必要があります。この条件を満たしていないと、受験さえすることができなくなります。
そして、ケアマネージャーになるための試験は、毎年10月に年一回のペースで行われており、2017年のデータでは、全国でおよそ13万人ほどの人がこの試験を受験していたと言います。合格率は年度によっても異なりますが、ここ数年のデータでは10%から20%前後で、比較的取得は難しいようです。ちなみに、資格を取得するためには、試験に合格するだけでなく、合格後に87時間以上の実務研修を受ける必要もあります。
しかし、ケアマネージャーとして働く人の年収は360万円から380万円ほどであり、これは、介護業界で働く職種の中では看護師についで高い金額となっているようです。仕事内容は、直接的な介護よりも、護の利用者やその家族との面談、施設との橋渡しなどが中心となるため、コミュニケーション能力が高い人やマルチタスクでの作業が得意な人、フットワークが軽い人などがこの仕事に向いています。ですから、「自分は受験資格を満たしている」「適性がある」という方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう。